市販のカラー剤はなぜ髪が傷む?

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2022.06.09

こんにちは、GeeNee hairです。

最近よく自分で洗車をするのですが、翌日には車が汚れています。。。。。

これは黄砂の仕業でしょうか?それとも花粉?

雨が降ってくれると一時的にはキレイになるのですが、そのぶん水アカが!

難しい季節です。

 

今回は市販のカラー剤のダメージについてです。

みなさん市販のカラー剤でセルフカラーをしたことありますか?たぶん経験のある方がほとんどだと思います。初めにお伝えしておくと、今回の話は決してセルフカラーをすることを批判する意図はありません。忙しい方や安く済ませたい方にはうってつけの方法かもしれません。ただ、市販のカラー剤が髪に与えるダメージのことだけは把握していてください。

美容院のカラー剤でもダメージはもちろんあります。しかしとりわけ市販のカラー剤はダメージが大きいです。その大きな理由がまずカラー剤に含まれるアルカリ剤の違いです。アルカリ剤はキューティクルを開く働きがあるのですが、美容院のカラー剤のアルカリ剤がアンモニアなのに対して、市販品はモノエタノールアミンが使われていることが多いです。どちらにせよアルカリ剤は髪に負担がかかるのですが、時間の経過により揮発するアンモニアと違い、モノエタノールアミンは揮発せず髪に残り続けダメージを進行させてしまうのです。

次に、オキシドール(過酸化水素)の濃度の違いです。市販品を使う際に2種類の薬を混ぜますよね。その片方の液状のものがオキシドールです。ざっくりいうとこのオキシドールの濃度によってカラー剤のパワーが変わってきます。美容院ではこの濃度を髪質やダメージで使い分けます。傷んでいる髪に必要以上に強い設定にしてしまうと、さらにダメージが進行してしまうためです。逆に言えば、染まりづらい髪、たとえば健康すぎる髪にはやはりパワーがないと染まりづらいため、そういった濃度の設定にすることもあります。そしてお察しの通り、市販品はしっかりとパワーマックスの濃度になっていることがほとんどです。これはどんな髪の状態(健康な髪、傷んでる髪など)でも染まるようにするためです。もちろん色はしっかり入ります。ただやはり必要以上に傷む部分ができてしまうことが多いです。これは美容院でやるような根元と毛先(たいてい根元よりも傷んでいる)のカラー剤の塗り分けがご自宅では難しく、全体を同じカラー剤で塗ってしまうためにどうしても起こりうることです。。。。。

最初にお伝えした通り、決してセルフカラーは悪いことではありません!ですが、今の髪の状態でセルフカラーでもいいのか美容院でカラーしたほうがいいのか、行きつけの美容院で相談してみて下さい!

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